小学校が夏休みの間、働く親は子どもたちを日中、どこへ預ければいいのか。不安解消の一策として活用されているのが、企業内に設けられた期間限定の「学童保育」だ。
「次は宿題やらないと!」「お昼のあとは、何して遊ぶ?」
8月上旬、東京都港区にある人材サービス大手・パソナグループの本社ビルの一室に、子どもたちの声が響いていた。いずれも親が同社で働く小学生だ。
1日留守番…は不安
子どもを1人にする時間が普段は放課後の数時間だけなのに、夏休みは日中ずっと――。こうした状況を不安に思う社員の声を受け、2018年から夏休みなどの期間に限定し、社内の一室に学童保育を開設した。
利用料は昼食付きで1日1千円。指導員が宿題をサポートするほか、音楽やプログラミングなどの時間もある。今年の夏休み期間は、のべ300人ほどの利用が見込まれているという。
サービスを活用する同社の内山千穂さんは「子どもと近くにいられるので安心。仕事の様子を知ってもらえるメリットもあった」と話す。小学校3年生の長女も、利用を楽しみにしているという。
社外にも展開
このサービスが好評だったた…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル